「汗は美容液」4回目のテーマは、ズバリ「サウナの男女差」です。
男性と女性って、身体のメカニズムが違いますよね。だから、気持ちのいいサウナっていうのも、男女差があって当然なんです。現在、多くのサウナは男性目線でできております。それは、企画者や工務店、そして経営者に男性が多いので仕方ないことなのですが……。
最近のサウナ・ブームも、主導してるのはもっぱら、世の男性たちなんです。ある調査によれば、サウナ利用頻度は男性のほうが高く、とくに「週3〜4回以上通う」という〝プロサウナー〟なんて呼ばれるような、コアなファンは圧倒的に男性が多いんです。でも、私としては、やっぱり女性にも、もっともっとサウナの良さを知ってもらいたい。br>
そこで、今回は私・笹野が、「女子にとって本当に気持ちええサウナってこんなんよ」ってのを、男性との差を踏まえてお伝えしたいと思います。
まずは、キホン中のキホン、サウナの室温について。
サウナには主にドライサウナと、ミストサウナがあります。ドライサウナの室温はだいたい70〜100度ぐらい、いっぽうミストサウナは40〜50度ぐらいが適当とされています。
で、男性ほどドライサウナを、それも、より高―い室温を好む傾向があるんです。やっぱり、どっか「サウナ=我慢大会」と思い込んでる男性ってのが、まだまだ多いのかもしれませんね(笑)。
でも、女性の身体はデリケートです。男性に比べて喉の筋肉も細いので、あまり高温のサウナに頑張って入り続けてしまうと、喉や気管を痛めかねないんです。それに、男性にはない乳房もありますからね。室温が高すぎると、バストトップに痛みを覚える女性も少なくありません。
なので、女性には、若干低めに温度設定されたサウナをオススメします。
次に、水風呂。
いわゆる「ととのう」ためにはとっても大事な水風呂ですが、ここでも男性はやっぱり尖りがちな人が多いんですよねぇ。「痛えー!」なんて叫びながら8度とか9度の、業界では「シングル」と呼んでますけど、10度未満の水風呂に浸かってるサウナーがけっこういます。まあ、どの世界でも、エクストリームに走るコアなファンというのはいます。激辛好きの女性とかね。プロサウナーを自称している女性のなかにも「やっぱ水風呂はシングルよね」なんて言ってる方も、いるにはいます。
でも、私は個人的には、水風呂の適温は17〜18度だと思ってます。女性の肌に優しいのも、そのぐらいの水温だし、なにより「ととのう」ためにはリラックスすることが重要で。痛みを感じるほど冷たい水に浸かって、ストレスを抱えてしまっては意味がないと思うんです。ま、「痛え!」っていうのがお好きなら、私は止めませんけどね(笑)。
よもぎスチームサウナ
麦飯石サウナ
都内唯一の女性専用サウナ。女性専用だから、パウダールームやロッカーも清潔感満点。サウナはよもぎスチームサウナ、ロウリュサウナ、遠赤外線サウナ、麦飯石サウナの4種類。そして、とくに素晴らしいのが水風呂で、硬度0mgの柔らか〜い軟水なんです。リラックス効果抜群で、お肌もカピカピしませんよ。アカスリのメニューもとても充実してます。こちらの唯一の難点は、大久保という立地。帰りに美味しい韓国料理、つい食べ過ぎちゃうんです(苦笑)
http://www.e-yoneya.com静岡県生まれ。実家は〝サウナの聖地〟と呼ばれる温浴施設「サウナしきじ」。2008年にミスインターナショナルファイナリストに選出され、学生時代からモデルとしても活動。サウナや温浴施設のプロデュースをはじめ幅広いジャンルのマーケティング、プロモーションなどを手掛ける(株)ONEBLOW代表。現在、地方にて今までにない美しさを極める〝温癒浴〟施設を総合プロデュース中。著書に『キレイをかなえる「しきじの娘」の速攻サウナ美容』など。