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手に汗握ろう!

皆さま、こんにちは!
デポルターレクラブ※1パーソナルトレーナーの三浦です。

日々国内外で様々なニュースが流れる中、少し前のサッカーW杯出場決定をはじめ、プロ野球でもデポ戦士※2が活躍しており、スポーツから目が離せません。テレビなどで観ているだけでも興奮するので、現地で観戦している方は手に汗をにぎるような状態で一瞬一瞬のプレーに釘付けといった感じなのかなと思います。

さて、「手に汗をにぎる」というのは皆様も経験があるかもしれませんが、緊張した時や驚いた時など、ストレスを感じた際に出てきます。このような汗は精神性発汗と言われ、発汗中枢とは別の中枢からの指令によって汗が出てくると考えられ、その多くが手のひらや足の裏で見られ、滑り止めのような役割にもなっていると言われています。
ん?滑り止めって緊張した場面で必要なの?と思いますよね。
進化の過程を遡りますと、獲物に襲いかかる時、捕食者から身を守り逃れる際に、足が滑らないようにこうした機能が備わったという説もあり、犬やネズミなども同じような場面があった際に、足の裏から汗をかくことが分かってきているようです。

現在に至るまで、世の中がアナログからデジタルへ移り変わっていき、様々なことが変わりつつある中でも、私たちの体はそう昔から大きく変化はしていません。
つまり、発汗するということも、私たちの体を維持していくためには大切な機能の1つであり、それが出来ないというのは何らかの不調に繋がると考えていいと思います。そのうちの1つが体温調節です。また、それ以外にも、私たちの健康維持にとって避けたい代謝や循環器系の炎症を悪化させる細胞をブロックする効果をもたらすとも言われています。
その鍵となるのが、ヒートショックプロテイン(HSP)。
ヒート(熱)・ショック(刺激)・プロテイン(タンパク質)という名前の通り、熱の刺激によって発生するタンパク質のことです。入浴やサウナもありですが、汗が流れる程度までの運動を行うと、心拍数が上がり、運動中の筋肉への血流が促進され、筋収縮の強さが高まります。そして、運動後にダメージを受けたタンパク質を修復し、新しいタンパク質の生成を促すHSPが増加し、その上でさらに運動を行うと、筋肉痛の緩和や運動能力の向上にも繋がることも分かってきています。
まさに運動×発汗の習慣化は、私たちの健康体維持にもとても大切な役割を果たしているということです。

いきなり運動は…という方も、zauna suitを着用して日常生活を送ってみたり、ストレッチ程度からスタートしてみましょう。
そしていつかはzauna walkingもしくはzauna runレベルへ!

運動への意識が変わると、自然と食事や、日常生活における健康意識が変わっていきますよ。

※1デポルターレクラブとは
https://www.deportareclub.com
東京都港区西麻布で運営されている、パーソナルトレーニングジム

※2デポ戦士とは
デポルターレクラブで戦闘力を高めるトップアスリート

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三浦 香織 プロフィール

三浦 香織

デポルターレクラブチーフトレーナー。米国でのトレーニング指導留学を経て、2010年デポルターレクラブのオープンに参画。以来、多くのトップアスリート、著名人のパフォーマンスアップ、肉体改造、ダイエット等に最前線の現場で携わる。現在は最先端のバイオロジカル検査や分子整合栄養学を駆使した食事指導など、メディカルフィットネスの分野のアプローチも取り入れた最新且つ統合的なトレーニングの実践において先端を走り続けている。2020年2月 初著「キレイに歳を重ねる POSITIVE KAORIメソッド」光文社刊