こんにちは、笹野美紀恵です。
私の実家は静岡県の「サウナしきじ」。サウナーの皆さんから「サウナの聖地」なんて呼んでいただいてます。私自身は、海外留学やモデル経験を生かし、宿泊施設や温浴施設をプロデュースする会社を経営するかたわら、「しきじの娘」としてサウナの魅力を、汗の素晴らしさを多くの人に知っていただこうと、日々活動しています。
ということで「汗は美容液」の第2回です。今回のテーマはズバリ「汗をかくことで美肌になろう」です。
前回は、人が汗を出す汗腺は2種類、「エクリン腺💦」と「アポクリン腺💦」があるとお伝えしました。暑さを感じたときや辛いものを食べたとき、ストレスをかんじたときに反射的にかくのはエクリン腺💦からの汗で、毛穴と連結していて水分以外に塩分や脂分、タンパク質やアンモニアなどを含む汗を出すのがアポクリン腺💦。そして、軽い運動によって、このアポクリン腺💦を刺激し活性化してあげると、いい汗かけますよ〜、デトックスもばっちり、体臭だっておさえられますよ〜、という、良いことづくめのお話でした。
そして、このアポクリン腺💦からの“いい汗”は、美容にも効果抜群。まさに、このコラムのタイトル通り、汗は美容液にもなるんです。
アポクリン腺💦からの汗は、先述のとおり水分以外のさまざまな老廃物が混ざっていて、最初はドロッとしてたりします。でも、前回ご紹介したような方法で、ここを活性化させてあげると、そのドロが、サラサラに変化します。そして、この汗が、お高い化粧水にも負けない、素晴らしい美容効果を発揮します。サラサラ汗💦が、皮脂腺から分泌される皮脂と混じり合うことで皮脂膜ができて、驚きのバリア機能が働くんです。
バリア機能とは表皮の最上層・角層が持つ機能のこと。体内の水分蒸発を防いだり、汚れた空気や化学物質など、お肌の敵となる異物の侵入を防いでくれます。なめらかで化粧のりもサイコーっていう人は、このバリアがばっちり機能してる証。反対に年中、肌がカサカサ、ガサガサっていう人は、ちょっとこのバリアが残念な状態になってしまってるんだと思います。
それにしても、自分の体を、美しさを、自然と守ってるだなんて……、「人間の体って、つくづくすんげえなぁ!」と思っちゃいますねw
ただし、何度も言いますが、美容効果を高めるためには、アポクリン腺💦をしっかり活性化してから出る汗じゃないとNGです。ドロドロ汗💦は逆に、かゆみなどトラブルの遠因になることもあるので要注意です。それに、食生活もやっぱり大切。塩辛いものや脂っこいものばーっかり食べてる人は、汗に含まれる老廃物も増えちゃいますから。お気をつけください。
都内なのに、ぜんぜん都内っぽくない、そこが魅力の温浴施設。だから「旅行には行きたいんだけど、遠出はちょっと面倒くさいし、運転も苦手」っていう女性にはぴったり。都内なのに源泉掛け流しで温泉も大充実。そのうえ、サウナもドライ&ミストと本格的で、おまけに「こだわりの十割蕎麦」など、お風呂上がりのお料理も美味しい!
https://www.sayanoyudokoro.co.jp静岡県生まれ。実家は〝サウナの聖地〟と呼ばれる温浴施設「サウナしきじ」。2008年にミスインターナショナルファイナリストに選出され、学生時代からモデルとしても活動。サウナや温浴施設のプロデュースをはじめ幅広いジャンルのマーケティング、プロモーションなどを手掛ける(株)ONEBLOW代表。現在、地方にて今までにない美しさを極める〝温癒浴〟施設を総合プロデュース中。著書に『キレイをかなえる「しきじの娘」の速攻サウナ美容』など。