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体づくりは“引き算”から。

引き算といっても、あれもダメ、これもダメという発想ではなく、模様替えの前の気持ちを思い出していただきたいのです。お部屋を綺麗にしようと思ったら、いきなり新しい家具を買ったり、小物を揃えたりしないですよね。まずは不要なものを全て手離し、隅々まで掃除した上で、新たなに必要なものを揃える。とてもシンプルなことです。

私たちの体は日常生活を送る中で、知らぬ間に毒素を取り込んでしまっています。
毒素は多岐にわたり、日頃コンビニを多く利用されるという方は、手に取った食品の成分表を見てもよく分からない成分があった場合、その多くが食品添加物である可能性が高いです。また、車などの排気ガス、シャンプーや化粧品、歯磨き粉などに含まれる保存料や酸化防止剤、合成界面活性剤、水道水に含まれるトリハロメタン、銀色の歯の詰め物であるアマルガム、魚介類に含まれる重金属(水銀、鉛など)、クリーニングの有機溶剤、アルミ缶やアルミホイルに含まれるアルミニウム、さらにかび毒など、挙げればキリがないくらいありふれているのが現状です。

つまり、これらをうまく排泄(解毒)出来ない場合、先のお部屋の話に置き換えますと、全く掃除せず、ゴミ出しもしない、そして放置しておけばおくほど、部屋の隅にはカビが繁殖し、柱なども脆くなっていく…気がついたらゴミ屋敷に。想像するだけで恐ろしいですよね。そのためにも、日頃から排泄能力(解毒力)を高め、体内をクリーンに保つことが重要です。

解毒の排泄経路は、便、尿、汗、髪の毛、爪。
「私、便秘がちなの〜!」とあたかも個性かのようにお話しされている方は要注意です。また、最近では在宅時間も増え、汗をうまくかけない、全く汗をかかなくなったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

発汗については、解毒について様々な議論がなされていますが、先に挙げた毒素の中で、有機溶剤は唯一汗から排泄されているといった論文も多く出ているため、やはりその効果については見逃すことができません。と言いますのも、こうした毒素はうまく排泄(解毒)出来ないと私たちの体脂肪の中に溶け込み、どうしても腰まわりの摘めるお肉が気になる、背中周りがモッタリしてきたといった悩みの原因となっていることがあリます。逆を返せば、解毒を意識した生活をした結果、そんなにストイックな生活をした訳でもないのに、ウエストが一気にスッキリなんてこともあり得るのです。だからこそ、少しでもその排泄(解毒)機能は高めていきたいですよね。

さらに発汗するということは、私たちの健康維持にとって避けたい代謝や循環器系の炎症を悪化させる細胞をブロックする効果をもたらすとも言われています。
その鍵となるのが、ヒートショックプロテイン(HSP)。
ヒート(熱)・ショック(刺激)・プロテイン(タンパク質)という名前の通り、熱の刺激によって発生するタンパク質のことです。入浴やサウナもありですが、汗が流れる程度までの運動を行うと、心拍数が上がり、運動中の筋肉への血流が促進され、筋収縮の強さが高まります。そして、運動後にダメージを受けたタンパク質を修復し、新しいタンパク質の生成を促すHSPが増加し、その上でさらに運動を行うと、筋肉痛の緩和や運動能力の向上にも繋がることも分かってきています。
まさに運動×発汗の習慣化は、私たちの健康体づくりにもとても大切な役割を果たしているということです。

zauna suitはまさにこの運動×発汗をいつでも、どこでも可能にしてくれる、唯一のアイテムと言っても過言ではありません。ディスタンスが気になるご時世だからこそ、究極のソロサウナで人生最高の健康体を手に入れましょう。

三浦 香織 プロフィール

三浦 香織

デポルターレクラブチーフトレーナー。米国でのトレーニング指導留学を経て、2010年デポルターレクラブのオープンに参画。以来、多くのトップアスリート、著名人のパフォーマンスアップ、肉体改造、ダイエット等に最前線の現場で携わる。現在は最先端のバイオロジカル検査や分子整合栄養学を駆使した食事指導など、メディカルフィットネスの分野のアプローチも取り入れた最新且つ統合的なトレーニングの実践において先端を走り続けている。2020年2月 初著「キレイに歳を重ねる POSITIVE KAORIメソッド」光文社刊